ゲストハウスの仕事

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開業して以来、素敵な人達に出会ったりすることが多く、ブログやフェイスブックにそのことを多く書くので、ゲストハウスの仕事はしているのかなと思われそうですが、(笑) しかしながら本業は「宿泊業」です。そこで自分が仕事の基本としていることを忘れないようにも、ゲストハウスの仕事について書いておきたいと思います。

HOSTEL 64 Osakaで働いていたとき、初めてスイスからリピーターで来てくれた人に「ファビー(彼の名前)はどんなホステルに泊まりたい?」と聞いたことがあります。彼は「この64みたいに、「safety,clean,quiet」(安全で、清潔で、静か)なのがいい」と答えました。宿泊業は、他との差別化もあり、宿のコンセプトが目立つ中で、この言葉は、64での仕事の経験とともに、僕のホステルでの仕事観として残っています。

88ハウスは、1976年に建てられた平屋で、大工の棟梁が丁寧に作り、とてもいい素材を使っているのですが、経年で痛んでいるところも多いです。良くとらえれば、味として、建物を愛しむように使っています。そして宿のお仕事の基本は当たり前のことですが、「掃除」だと思っています。
新しくなくとも「clean」で心地よい場所を提供したい。そんなことを思いながら、トイレ掃除をしています。トイレって家の中でいちばん安らぐ場所であったりしますし。

写真はトイレの内側の引き戸と壁と床のタイルなのですが、なかなか今はこういう風にトイレを作れない。右が兼用、左は男性用と、ガラガラっと音がする引き戸がおもしろい造りです。

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